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今日は、

お客様の声を頂きましたので、

ご紹介させていただきます。

 

8年前の対応案件について、

今どうなっているか?

 

たまたま、最近、

ご本人から詳しい話を聞いて

びっくりしたので、

皆様にもお伝えしたく、

 

コメントをいただくことを

お願いしたところ

快諾していただけました。

 

40代のリスキリング(学び直し)について、

希望する人は多いですが、

金銭面であきらめる人も

少なくないと思います。

 

この方の例は、

金銭的にもハードルは

低くはなかったはずの事例ですが、

 

本当に、ぐっと奥歯をくいしばって

この8年頑張ってこられた例として、

ご紹介させてください。

 

今日は、長めの内容になりますが、

最後まで読んでいただけると

コメントをくださったOさんも

喜ばれると思います。

 

no.815

 

2015年の相談事例、そしてその後

 

今回ご紹介するOさんは、

2015年にご相談を受けて

対応させていただきました。

 

 

当時は、出版社で会社員を続けながら

通信制の大学に編入して1年目の頃。

 

 

平日は通常業務をして、

週末は、

大学のスクーリングに通うという、

アクロバティックな日々を送られていて、

それだけでも、

すごいと思っていました。

 

 

その後、なんと、

東京大学の大学院に進学されて、

今は博士課程まで進まれ、

 

 

 

同時に母校の大学の講師を担当しながら

翻訳の仕事で、本も出版されています。

(その本も、各所の書評で、

高く評価されており、

素晴らしいです)

 

 

2015年当時、

私がお手伝いしたことは、

当時のOさんの家計の状況を分析して

問題点をお伝えしたこと。

 

 

そして、面談前に、どの方にも

必ずやっていただくことですが、

彼にも、これまでなんとなく

やってきた家計のことを

しっかり棚卸してもらって、

どういう状況なのか

自覚していただくことを

お願いしました。

 

 

今後のことを考えたときに、

決して悠々自適に行ける

状態ではなかったでしょうが、

 

 

その当時あった課題を

クリアする努力をしていけば

なんとかやっていけるだろうという

アドバイスをした記憶があります。

 

 

彼は、そのアドバイスを

実践しただけでなく、

自分のなりたい理想に向かって、

コツコツと努力を積み上げられて

現在があります。

 

 

しかも、勉強をしながら、

しっかり預金をして、

その一部を運用で

プラスになっているとは!

この状況に驚きました。

 

 

凄いね、

よく頑張ったねという、

言葉しか出てきません。

 

 

いろんな方の相談を

これまで受けてきましたが、

結局は、相談者自身が

そのアドバイスを聞いて

実践しようと思うかどうかが

大きな分かれ道になります。

 

 

Oさんの場合は、

今までやってきたことのない領域で、

本当に足元が

おぼつかない状態からスタートし、

 

 

自分のキャリアを

活かして収入を得て

なんとかここまで踏ん張った結果が

今だと思います。

 

 

全員が彼の真似を

できるわけではないと思いますが、

40代でのリスキリング(学びなおし)を

考えている方の先行事例として、

紹介できればと思います。

 

 

 

お客様の声 Oさん(東京都在住 男性・50代)

 

Q.ノワ・サージュを
選んだきっかけは何ですか?

 

A.最も大きな理由は、

榎本さんが高校の同期生だから、です。

 

でも、もちろんそれだけで

決めたわけではありません。

 

そもそも高校時代に

榎本さんと直接会話する機会は

なかったですし、

卒業後も親しかった

わけではありません。

 

ある年の高校の同窓会で

立食パーティに集まったとき、

たまたま話すようになって

SNSでつながりを持つようになった、

という関係です。

 

ですが、話すうちにすごくまじめで、

だけど包容力のある、

そして明るく前向きに

ものごとを考える人なんだな、

という印象が強く残りました。

 

それはSNSでも同様ですね。

 

こういう裏表のない人なら

相談できるな、と思いました。

 

 

Q.いつ、どんな相談を
しましたか?

 

A.相談したのは2015年の年末ごろでした。

 

当時、会社に勤めて15年目ぐらいで、

たぶん自分はこのまま仕事を

続けていくんだろうな、

と思ってたんですね。

 

ところが家庭面での

トラブルがあり

(どういうトラブルなのかは

ご想像にお任せしますが、

たぶんこのあとを

お読みいただければわかると思います)、

 

それが会社の仕事にも、

波及するようなものだったので、

仕事を辞めてちがう人生を考えよう、

と思い始めました。

 

でも、そのためには、

何を始めるにしても

やっぱりお金が必要です。

 

転職したこともなかったので、

ここでステージを変えても

大丈夫なのかどうか、

それは可能なことなのか、

不安がありました。

 

それで、私の現状で

次に進むことが可能なのかどうか、

今後別の道を歩み続けるためには

どういうことに気をつければよいのか、

ということを

相談していただきました。

 

 

 

Q.相談によって、
どんな気づきがありましたか?

 

A.もともとお金の出入りに

あまり気を配っていないことは、

自分でもうすうす感じていました。

 

榎本さんには、まずそのことを

ビシッと指摘されましたね(苦笑)。

 

その一方で、

自分のお金に関わる書類を

かき集めまくって、

ファイルにまとめて

相談の時に持参しました。

 

それはほめてもらえたので

気分がよかったです(笑)。

 

そのファイルを見ながら

日々のお金の流れについて

話をしたのですが、

 

「知らないうちに

出て行っているお金」が

意外と多いのではないか、

ということに気づかされました。

 

ここをなんとかしないといけない、

でも逆に言えば、

ここさえなんとかすれば

どうにかなりそうだな、

という希望も持てたと思います。

 

 

Q.相談のあと、
どういう変化がありましたか?

 

A.そうですね、その話をする前に、

私がどういう選択をしたかについて、

少し状況を説明させてください。

 

私は大学を出てから出版社に就職し、

その時点で15年ほど働いていました。

 

ですが、就職のために

一旦あきらめた研究者への道を、

もう一度歩みたいと考えたんです。

 

でも、大学での勉強から離れて

年数が経っていましたし、

以前とは違う専門の研究を

始めたいと考えていました。

 

そこで、もう40代だったんですが、

通信制の大学に3年次編入で

入学しました。

 

大学院に進むためには

卒業論文が必要なので、

基礎から学んで卒論を

きっちり書くことにしたのです。

 

 

榎本さんに相談したのは、

ちょうどこの大学に

入学した年でした。

 

その後の1年半ほどは、

まさに疾風怒濤でした。

 

先ほどのトラブルを

どうにか解決に持ち込み

(ここまでに2年半かかりました……)、

自宅マンションを売却して

ローンを完済しました。

 

もちろん、それに伴って

引っ越しもしています。

 

また、週末はほぼ大学のレポートや

スクーリングに費やし、

そして卒論の資料調査のために

片道1時間かかる県立図書館にも

何度も通いました。

 

その一方で、退職する決心を

上司に伝えつつ

(上司は幸いにして

私の選択を応援してくれました)、

 

卒論の提出締切直前の

2週間ほどは有休を使って

休みましたが、

仕事は従来通りに続けました。

 

そして2016年の年末に

卒論を仕上げて提出、

翌2017年の1月から2月にかけて

大学院入試の受験。

 

日程の余裕がなくて、

1校目の面接試験を終えた

その足で空港に向かい、

 

そのまま2校目の受験に

向かうような状態でした。

 

幸運にも2校とも合格をいただき、

1校目の大学に

進学することにしました。

 

 

この合格通知の直後に、

約18年間働いた職場を退きました。

 

それで東京に引っ越し、

アルバイト生活で

学生に逆戻りしました。

 

修士課程の3年間

(=1年留年しました……)は、

 

日本学生支援機構(旧日本育英会)の

奨学金という名の学資ローンと

前職の退職金を頼りに、

ひたすら節約生活でした。

 

バイト程度の収入しかないので

授業料は全額免除、

奨学金も結果的には

半額返還免除を獲得できました。

 

そしてアルバイトで始めた翻訳と

学術雑誌の編集の仕事が、

その後につながります。

 

 

いまの状況ですが、

修士課程を終え、

博士課程に進学する頃合いで、

母校の通信制大学から

声をかけていただき、

講師として研究指導を

行っています。

 

そのかたわら、お世話になっている

翻訳会社兼出版社からは

継続的にお仕事をいただき、

 

官公庁のパンフレット類の編集や、

語学書の編集なども手がけました。

 

また、訳書も1冊刊行できました。

さらに、出版社時代の編集スキルを

評価してくださる方にも

出会うことができました。

 

 

 

……ずいぶん長い前置きですみません。

 

ここでようやく質問に

答えることになるのですが、

 

榎本さんのアドバイスを受けて

何が変わったかというと、

こういう大波の連続にも

あわてない心の準備ができたのだ、

と思います。

 

お金が人生のすべてではない、と、

もちろん私も思っています。

 

でも、お金が年々減っていくとなると、

だんだん不安が大きくなって、

ついつい「守り」に

入ってしまうのも

人情じゃないでしょうか。

 

だけど「守り」一辺倒では、

自分のすぐ横にある

チャンスにも

目が向かなくなってしまう気がします。

 

今でも決して裕福とは

言えない生活ですが、

それでもふとしたタイミングで、

ちょっと周りを見回してみるだけの

心の余裕は保てています。

 

そして実際に、

少しずつ小さなチャンスを手にして、

会社を辞めるときには

思ってもみなかった場所に

たどり着いているように思います。

 

この「小さなチャンス」に気づく

目を持てることこそ、

お金の効果なんじゃないでしょうか。

 

榎本さんは、そのことに気づく

きっかけを

与えてくれたのだと思います。

 

 

Q.では、現在は
どんな状況でしょうか?

 

A.まず現在の私の立場ですが、

学生としては大学院の博士課程で、

博士論文の準備を進めています。

 

その一方で、

母校の講師も続けていますし、

編集者・翻訳者としての仕事も

引き続き声をかけていただいています。

 

博士課程の期間で

新たに学生支援機構から借用した

奨学金の返済は

けっこうな金額で残っていますが、

 

じつはそれとともに、

主に博士課程の間に

貯蓄を少しずつ重ねています。

 

また、「つみたてNISA」の口座を

発足と同時につくり、

そちらでの投資も

少しずつ育ってきています。

 

それらを合計すると、

奨学金の返済金額を

埋め合わせることができるので、

 

会社員時代に作った貯蓄は

まだ無事に残っているという状態です。

 

なので、これからどんな仕事をし、

どれくらい上積みできるのかな、

というのが、楽しみでもあります。

 

 

本当のところ、

最初に会社を辞めようと

考え始めたころは、

 

修士課程2年だけで大学を終えて、

次の仕事を探さないと

お金が続かないだろう、

と思っていました。

 

でも、実際に動き始めてみたら、

少しずつ人脈もできてきましたし、

それとともに日常生活ぐらいは

まかなえるようになってきました。

 

そういう足場づくりを

進めることができたのは、

最初の修士課程の時代に、

過去の蓄えを極力崩さず

キープできたからだろう、と思います。

 

 

ちょっとできすぎた話だ、

と思わなくもないですが、

 

でも実際に、

榎本さんから

アドバイスしていただいたことが

きっかけで、

日々のお金の出入りを

しっかり意識することが

できるようになりましたし、

それがその後の

小さな蓄えにも

つながっているのだと思います。

 

本当に感謝しています。

 


 

いかがでしたか?

 

Oさん、

とてもありがたいコメント、

ありがとうございます。

(なんだか日本語が変ですが)

 

 

こういうコメントをいただくと、

改めて自分の一言一言が

人の人生を左右ししているのだと

痛感します。

 

わたしも引き続き

がんばっていきます。

 

 

最後まで読んでくださったみなさん

ありがとうございました。

 

 

では、また明日!

 

 

喫茶お福

心を解放できる時間を過ごしましょう!(月1回開催)

次回
予定
8月23日(水)
13:30〜16:30
費用 ウェルカムセット 1,500円
(ドリンク・今日のおやつ・1枚タロットカード引き)
paypay、楽天Pay、クレジットカード、現金でお支払いいただけます。
場所 パブ日替わりママ
岡山市北区内山下1-8-21 エバーグリーン内山下

メディア出演

~夕刊ラジオ~ レディオモモ
放送日時:平日16:54~19:00

次回予定は8月9日 (水)
18:15ごろから

220.6.29放送分
2022.7.24放送分
2023.1.18放送分

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定休日 日・月

           

おせっかいパートナー

                               
名前榎本 尚子
住まい岡山県

Profile

1973年岡山市生まれ。
県立岡山城東高校、ノートルダム清心女子大学卒業後、求人誌・ブライダル誌・グルメ誌の編集・製作を経験。

後輩やアルバイトの育成にもかかわる。
このころから「お母さん」とよく呼ばれるようになる。

2001年結婚後退職し、久米郡美咲町に移住。

2004年 開業。様々な業務を経験し、仕事と同時進行で、親の介護、自身の体調不良、プチ不登校児の子育てなどを経験。

これまでに、多くの家庭の話を聞いてきたが、そこで同世代の女性の背負うものの多さや苦しさに直面し、何とか力になりたいと年々強く感じるようになった。

その中でも、自分の使命に従って起業をした女性たちの支援をしたいと思うように。

そこで、2024年から、起業をしたけれどなかなか成功できない女性起業家を多方面からサポートする業務をスタートした。

これまで3000人以上の話を聞いてきた経験から、独自の質問力で、相談者から「ついつい本音を話したくなる」と言われる。

そして、話を聞いているうちに、ついついおせっかいをあちこちで焼いてしまう51歳。

ブログは2021年5月から連続投稿をスタートし、もうすぐ1300日を達成する。

テレビやラジオ、雑誌などメディア出演多数。

現在、夫と息子(高1)とネコ1匹と岡山の中山間地域で田舎暮らしをする。

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