長く生きてくると
自分の「勘」というか「違和感」が
外れないことが増えてきます。
今回の、あの中古車販売会社に対する
自分の違和感を信じていて
改めてよかったなと思いました。
no.807
某中古車販売会社の、
顧客のクルマを
意図的に破損させて、
保険金請求を
水増しするという
とんでもない事実が
発覚しています。
この会社、以前から
CMが誇大表現すぎると
感じていました。
我が家は中古車しか乗りませんが、
あの会社は
まず候補から
外していました。
私は、新卒で入った会社で、
正社員の求人情報誌を
三年半ほど作っていました
(90年代後半)。
週刊で、さまざまな企業の
求人広告を
ひたすら作っていました。
1年経ち、2年経ち、
だんだん、経験を積んでくると、
レギュラー(ほぼ毎週掲載する)
クライアントについては、
営業担当を挟まずに、
制作担当の私が、
直接打ち合わせをすることが
増えていきました。
レギュラーのお客様は、
掲載する情報誌側にとっては
ありがたいですが、
常に会社が人手不足
ということでもあります。
どういった会社が
レギュラーで
掲載していたかというと、
様々な業界の訪問販売や
アパートメーカー、
ちょっとヤバめの
金融関係の営業など。
(もちろんそうでない
「まっとうな」会社の
職種もありました)。
そういった広告は、
業界ナンバーワンとか、
月収50万円以上とか、
誇大表現だらけです。
一応社内規定はあったので、
ギリギリのところで
製作していました。
とにかく、人を集めるのに、
言い方悪いですが、
どぎつい表現でも
とにかく自社に
応募する気になるような
広告を作れと言われる会社も多く、
それに逆らうと
クレームになる
ということもありました。
求人広告という、
いってみれば会社を
作っていく人材を
集めるための大事なところで、
目先の利益に飛びつくような人を
集めることをよしとする
会社ってどうなんだろう?と、
広告を作りながら
考えていました。
そういう経験をしていると、
自分が目にする広告で
「この会社、大丈夫?」
という勘が働くように
なります。
そういう意味での
あの会社のあのCM。
買うわけがない。
FMをかけていると、
かなり頻繁にCMが流れていて、
それで名前を覚えて、
あの会社で車を買った人も
結構な割合でいるかも
しれませんが、
怖いなと思います。
(今はCMは放送見合わせ)
今回こういったことが発覚して、
社長が辞任するとのこと。
トップが辞めたら
それで終わりでは
ありませんし、
今後、いずれにしても、
社内体制の大きな見直しが
入ることでしょう。
辞める人も多数出ると思います。
そのうえで、
いい形で再生されることを
祈ります。
ついでに言うと、
CMも一新されることを祈ります。
買い物や何か新しい取引を
するときに、
担当者や、その上司に対して、
あるいは、取引の条件で、
「これ大丈夫?」と不安になることは、
少なからずあるはずです。
そういうときは、
それまでのあなた自身の経験から、
「ちょっと気を付けた
ほうがいいかも」
というサインです。
そのサインがどうやっても
薄れない時は、
どうぞ手をださないでください。
私も、実は、
「これ、ホントに大丈夫かな?」と
一瞬思ったけれど、
手を出してしまった時こそ、
後でとても後悔したのと、
周りの人に多大な迷惑を
かけてしまった経験があります。
目先のいい情報だけではなく、
自分の最初の違和感も、
見逃さないようにしましょう。
では、また明日!
次回 予定 |
8月23日(水) 13:30〜16:30 |
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費用 | ウェルカムセット 1,500円 (ドリンク・今日のおやつ・1枚タロットカード引き) paypay、楽天Pay、クレジットカード、現金でお支払いいただけます。 |
場所 | パブ日替わりママ 岡山市北区内山下1-8-21 エバーグリーン内山下 |
次回予定は8月9日 (水)
18:15ごろから
住所 | 岡山/岡山市東区邑久郷 津山/久米郡美咲町周佐600-19 |
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受付時間 | 火~土:9:30~17:30 |
定休日 | 日・月 |
Profile
1973年岡山市生まれ。
県立岡山城東高校、ノートルダム清心女子大学卒業後、求人誌・ブライダル誌・グルメ誌の編集・製作を経験。
後輩やアルバイトの育成にもかかわる。
このころから「お母さん」とよく呼ばれるようになる。
2001年結婚後退職し、久米郡美咲町に移住。
2004年 開業。様々な業務を経験し、仕事と同時進行で、親の介護、自身の体調不良、プチ不登校児の子育てなどを経験。
これまでに、多くの家庭の話を聞いてきたが、そこで同世代の女性の背負うものの多さや苦しさに直面し、何とか力になりたいと年々強く感じるようになった。
その中でも、自分の使命に従って起業をした女性たちの支援をしたいと思うように。
そこで、2024年から、起業をしたけれどなかなか成功できない女性起業家を多方面からサポートする業務をスタートした。
これまで3000人以上の話を聞いてきた経験から、独自の質問力で、相談者から「ついつい本音を話したくなる」と言われる。
そして、話を聞いているうちに、ついついおせっかいをあちこちで焼いてしまう51歳。
ブログは2021年5月から連続投稿をスタートし、もうすぐ1300日を達成する。
テレビやラジオ、雑誌などメディア出演多数。
現在、夫と息子(高1)とネコ1匹と岡山の中山間地域で田舎暮らしをする。
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