親の世話は、子どもの世話とは
また違って、
意識しないとなかなかできないもの。
きょうだいで協力できているところもあれば、
そうじゃない場合もあります。
できないなら、できないで、
やってくれているきょうだいに
ねぎらいの言葉がけは
大切です。
今日はそんな話。
no.819
今日も父のお見舞いに
行ってきました。
週末に退院が決まって
一安心です。
なんとかお盆の前に
帰れて良かった。
ちょうど妹が
帰省をするタイミングに
間に合ったので、
家の片付けなど
手伝ってもらう予定です。
わたしは、他の人に比べて
親の介護に関しては、
きっと恵まれている方だと
思っています。
わたし以外の妹2人は
県外に住んでいますが、
直接動かなくていいこと、
例えば親と電話で
近況報告をすること、
年賀状の作成印刷、
旅行やゴルフに連れて行く、など、
普段あまり実家に帰れない分、
こまめに動いてくれて、
ずいぶん助かっています。
わたしが、せっかちなのと
マイペースなので、
色々指図されてしまうと
イラっとしてしまって、
父と衝突することもあるのですが、
妹が間に入ってくれることで、
確実に緩衝材になっています。
母の介護がスタートしてから、
十年以上経ち、
母が施設に入って、
父が一人暮らしになって八年。
母が五年前に亡くなり、
いよいよ父ひとりの時間が
増えてからの妹たちの対応は、
ありがたかったです。
母の介護が始まった時は、
3人で今後のことを考えたら
ネガティブなことしか
浮かんでこない時期も
当然あって、
妹たちとのLINEのやりとりが
正直苦しい時もありました。
でも、「一度ひととおり
経験したら流れが分かる」
ということで、
今は割と割り切るところは、
割り切っています。
メンタル面では3人とも、
状況を分かったうえで、
余計なことを
考えすぎなくなって、
楽になったなと感じています。
ほかの人の話を聞いていると、
うちのきょうだいのような
ところばかりじゃないようで、
近くに住んでいるきょうだいに
押し付けてしまって無関心。
という話もよく聞きます。
親との関係性で、
関わりたくない、
という思いがある人も
いると思います。
そして、親との関係性は
悪くないけれど、
仕事や子育てが忙しくて、
なかなかそこまで手が回らない、
という人も多いでしょう。
わたしが妹達に感謝しているのは、
私だけに任せっきりに
していなかったこと。
妹たちが親に
よく関わってくれたこと。
そしてわたしが家のことを
何かする度に
「ほんと、ありがとう」
の感謝の言葉を、
とにかく言ってくれたこと。
これは、本当に救われました。
これがあったことで
「近くにいないくせに
好き勝手言って!怒」
という気持ちは
まったく浮かんできませんでした。
もし、両親の家族を、
ほかのきょうだいに
任せっぱなしにしていると、
思い当たることがある方は、
ぜひ何かのタイミングで
「いつもありがとう。
大丈夫?
何か手伝えることが
あったら言ってよ」と
言ってみてください。
それを言ってもらえるだけで、
随分気持ちが楽になるのです。
そして、言うだけでなく、
できれば「自分がなんとか手伝えること」を
一つからでいいので、
手伝ってあげてください。
介護は「いつ終わるか分からない、
見えないトンネルをずっと走る状態」
とも言われます。
介護する側のメンタルは、
ちょっと何かあれば、
ポキッと気持ちが折れそうだけど、
なんとか保っている状態です。
頼りたいのは、やはり家族。
できれば、見て見ぬふりをしないで
いきたいものですね。
では、明日。
次回 予定 |
8月23日(水) 13:30〜16:30 |
---|---|
費用 | ウェルカムセット 1,500円 (ドリンク・今日のおやつ・1枚タロットカード引き) paypay、楽天Pay、クレジットカード、現金でお支払いいただけます。 |
場所 | パブ日替わりママ 岡山市北区内山下1-8-21 エバーグリーン内山下 |
次回予定は8月9日 (水)
18:15ごろから
住所 | 岡山/岡山市東区邑久郷 津山/久米郡美咲町周佐600-19 |
---|---|
受付時間 | 火~土:9:30~17:30 |
定休日 | 日・月 |
Profile
1973年岡山市生まれ。
県立岡山城東高校、ノートルダム清心女子大学卒業後、求人誌・ブライダル誌・グルメ誌の編集・製作を経験。
後輩やアルバイトの育成にもかかわる。
このころから「お母さん」とよく呼ばれるようになる。
2001年結婚後退職し、久米郡美咲町に移住。
2004年 開業。様々な業務を経験し、仕事と同時進行で、親の介護、自身の体調不良、プチ不登校児の子育てなどを経験。
これまでに、多くの家庭の話を聞いてきたが、そこで同世代の女性の背負うものの多さや苦しさに直面し、何とか力になりたいと年々強く感じるようになった。
その中でも、自分の使命に従って起業をした女性たちの支援をしたいと思うように。
そこで、2024年から、起業をしたけれどなかなか成功できない女性起業家を多方面からサポートする業務をスタートした。
これまで3000人以上の話を聞いてきた経験から、独自の質問力で、相談者から「ついつい本音を話したくなる」と言われる。
そして、話を聞いているうちに、ついついおせっかいをあちこちで焼いてしまう51歳。
ブログは2021年5月から連続投稿をスタートし、もうすぐ1300日を達成する。
テレビやラジオ、雑誌などメディア出演多数。
現在、夫と息子(高1)とネコ1匹と岡山の中山間地域で田舎暮らしをする。
詳細を見る