生命保険は掛け捨てが主流ですが、
家計がギリギリでなければ、
掛け捨てでない保険を
有効に使う方法があります。
今日はそんな話。
no.847
20年以上前は、
円建てでも予定利率も高くて、
掛け金よりも多く戻る商品が多くて、
貯金の代わりに使っていた人も
多かったでしょう。
(50代より上の方)
その後、2000年ごろに、
保険会社の破綻が相次ぎ、
予定利率が引き下げになり、
掛け捨ての保険が主流になりました。
わたしが国内生保にいたころは、
既存契約は定期保険付終身保険が
多かったですが、
保険会社が逆ザヤ(予定利率が高くて、
保険金支払い能力に対して
負担が大きい)の
既契約を減らすため、
ひたすら定期保険が主契約の更新型に
変えるように社内キャンペーンを
売っていた(そういう商品を売るほうが、
手数料や目標数字を稼ぎやすかった)ので、
転換させていく手法を取って、
売っていましたね。
そんな時期だったので、
会社の体制に嫌気がさして
早々に辞めましたが・・・・
(今となっては、
会社も存続のための
苦肉の策だとわかりますけどね)
そんなこんなで、
今でも平成10年ごろより前の契約の
終身保険・養老保険・
個人年金・一時払い終身を
もっている方(いわゆるお宝保険)は
どうぞ大事にしてください。
我が家にも・・・1996年加入の
オットの個人年金保険があります。
今だと信じられないぐらいの
返戻率です。
前置きが長くなりました。
ということで、
今は予定利率が低いので、
保険料を安くするためには、
掛け捨ての商品が多いのですが、
今でも、ポロポロと
医療保険やがん保険、
三大疾病保険の終身型、
介護終身保険、
介護保障付終身保険など、
「掛け捨てじゃない保険」があります。
その中で、
私がよくお客様にお勧めするのが、
医療保険やがん保険、
三大疾病保険の終身型です。
家計がギリギリの方には
保険料が高くなるので、
お勧めしないのですが、
保険会社によっては、
保険料を払ったけれど、
保険金を受け取らなかったら
ある一定時期になった時に、
そのまま戻る、
あるいは、保険金をもらったら
差額が戻ってくる、
というタイプの商品をお勧めします。
もちろん、掛け捨て性の高い
商品に比べれば、
同じ会社でも保険料はアップしますが、
保険料の実質負担額をできるだけ
抑えたい場合はおすすめです。
また、三大疾病保険の終身型を
どう使うのか?というと、
若い方は60歳や65歳で
保険料の払い込みが終わるようにして、
三大疾病(がん・心疾患・脳疾患)に
かからなくても、
万一の時は死亡保険金で受け取れるので、
いわゆる「取りっぱぐれがない」のです。
40代・50代で保険料が高くなるけど
保障をつけておきたい、という方には
解約返戻金の返戻率チェックありきで、
終身払いで加入して、
ある程度解約返戻金が貯まったところで
解約するようにしてもらいます。
そうすることで、
払った保険料よりは、
戻りは少ないけれど、
老後に収入が減った時でも、
なにかしらで医療費の準備ができるという
形が整います。
保険料という万一の時に
お金をかけすぎるのは、
おすすめしませんが、
知っているのと知らないのとでは、
大きな差がつくのも保険です。
高額な保険料をかけすぎるのは
無駄だからと、共済程度で
済ませる方も
一定数いらっしゃいますが、
保険会社に在籍していた
わたしとしては、
ある程度は民間の保険会社の商品で
万一のリスク管理を
しておいたほうがいいなと
思うわけです。
ということで、若い時に入ったまま
ほったらかしにしている方は、
自分の保障が現状にあっているものか?
何が足りない?
そして、高すぎる保障が
そのままついていないか?
チェックをしてみてください。
余談ですが、昨今の金利の影響で、
円建ての終身保険や学資保険も
少しずつ返戻率が回復しているのは
喜ばしいことです。この話はまた後日。
では、また明日!
次回 予定 |
9月13日(水) 13:30〜16:30 |
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費用 | ウェルカムセット 1,500円 (ドリンク・今日のおやつ・1枚タロットカード引き) paypay、楽天Pay、クレジットカード、現金でお支払いいただけます。 |
場所 | パブ日替わりママ 岡山市北区内山下1-8-21 エバーグリーン内山下 |
次回予定は9月20日 (水)
18:15ごろから
住所 | 岡山/岡山市東区邑久郷 津山/久米郡美咲町周佐600-19 |
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受付時間 | 火~土:9:30~17:30 |
定休日 | 日・月 |
Profile
1973年岡山市生まれ。
県立岡山城東高校、ノートルダム清心女子大学卒業後、求人誌・ブライダル誌・グルメ誌の編集・製作を経験。
後輩やアルバイトの育成にもかかわる。
このころから「お母さん」とよく呼ばれるようになる。
2001年結婚後退職し、久米郡美咲町に移住。
2004年 開業。様々な業務を経験し、仕事と同時進行で、親の介護、自身の体調不良、プチ不登校児の子育てなどを経験。
これまでに、多くの家庭の話を聞いてきたが、そこで同世代の女性の背負うものの多さや苦しさに直面し、何とか力になりたいと年々強く感じるようになった。
その中でも、自分の使命に従って起業をした女性たちの支援をしたいと思うように。
そこで、2024年から、起業をしたけれどなかなか成功できない女性起業家を多方面からサポートする業務をスタートした。
これまで3000人以上の話を聞いてきた経験から、独自の質問力で、相談者から「ついつい本音を話したくなる」と言われる。
そして、話を聞いているうちに、ついついおせっかいをあちこちで焼いてしまう51歳。
ブログは2021年5月から連続投稿をスタートし、もうすぐ1300日を達成する。
テレビやラジオ、雑誌などメディア出演多数。
現在、夫と息子(高1)とネコ1匹と岡山の中山間地域で田舎暮らしをする。
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