
家族の介護をするスタッフが
あなたの会社にいたなら
あなたはどんな接し方をしますか?
自分は経験がないから・・・で
終わらせないでくださいね。
no.1581
わたしの同年代の友人が
親の介護について
話をすることが増えてきました。
わたし自身は、
母が64歳で介護認定になり、
介護サービスを利用して69歳に
亡くなりました。
周りの同年代の人よりは
10年ほど早い介護経験なので、
今も時々相談されますし、
仕事でも介護の相談が
出てきた時は、
経験談も含めて
お伝えするようにしています。
わたしが経験して
思うのは
・自分の生活を犠牲にし過ぎないこと
・介護サービスはできるだけ利用すること
・仕事は続けたほうがいいこと
ということ。
自己犠牲のマインドが
体に染みついている人は、
介護は、
「自分さえ我慢すれば」と
身を差し出してしまいがちなのですが、
それはできればやめたほうがいい。
精神的にかなり追い込まれます。
理不尽なことや
イレギュラーなことが
次から次から起こります。
そして、自分の親の
イメージが
崩れる可能性がありますので、
そこをどう受け止めて
昇華していくか。
「介護うつ」
という言葉があります。
介護をしている間に、
メンタルが蝕まれてくるというのは
誰にでも起こりうるのです。
わたしも母の介護の時は、
「これはいつまで続くんだろう」と
どんよりと暗い雲が頭の中に
ずっとある感じがありました。
特に、母の場合は、
自分の思ってることなどを
ほとんどしゃべらなくなって
しまったので、
今は何を考えているのか?が
わからないまま、
最後は見送ることになりました。
そのあたりの苦しさが
介護にはあります。
経営者のあなたが
まだ介護の経験がなくて、
親の介護をしている
スタッフのことを
理解するのはなかなか
難しいと思います。
もし、苦しい想いを
抱えてるのが
伝わるようでしたら、
「大丈夫?」
「最近家のほうはどう?」と
話を聞いてあげてください。
経験によるアドバイスは
できないかもしれませんが、
話をただ聞いてあげて
受け止めることは
できるのではないでしょうか?
心配してくれている、
という思いは
伝わると思います。
ただ、メンタルの
状況が良くない時は
「大丈夫です」と
大丈夫じゃないのに
いう場合もあります。
そういう時は、
あまり深く聞かずに
様子を見守ってあげてください。
仕事に支障が出る場合は、
今どうするのが一番いいのか、
を一緒に考えてあげてください。
現状を職場に理解してもらえないのは、
介護をしていて、本当に追い込まれます。
自分から状況を説明できない人もいます。
できれば、普段から
「最近、どう?」が
聞ける関係を作っておくことが
ベストですが
できない場合は、
わたしのような専門家に
ご相談ください。
あなたも、無理をしないで
くださいね。
では、また明日!
質問受け付けています!
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Profile
1973年岡山市生まれ。
県立岡山城東高校、ノートルダム清心女子大学卒業後、求人誌・ブライダル誌・グルメ誌の編集・製作を経験。
後輩やアルバイトの育成にもかかわる。
このころから「お母さん」とよく呼ばれるようになる。
2001年結婚後退職し、久米郡美咲町に移住。
2004年 開業。様々な業務を経験し、仕事と同時進行で、親の介護、自身の体調不良、プチ不登校児の子育てなどを経験。
これまでに、多くの家庭の話を聞いてきたが、そこで同世代の女性の背負うものの多さや苦しさに直面し、何とか力になりたいと年々強く感じるようになった。
その中でも、自分の使命に従って起業をした女性たちの支援をしたいと思うように。
そこで、2024年から、起業をしたけれどなかなか成功できない女性起業家を多方面からサポートする業務をスタートした。
これまで3000人以上の話を聞いてきた経験から、独自の質問力で、相談者から「ついつい本音を話したくなる」と言われる。
そして、話を聞いているうちに、ついついおせっかいをあちこちで焼いてしまう51歳。
ブログは2021年5月から連続投稿をスタートし、もうすぐ1300日を達成する。
テレビやラジオ、雑誌などメディア出演多数。
現在、夫と息子(高1)とネコ1匹と岡山の中山間地域で田舎暮らしをする。
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